アート のアルファとオメガ

アート カテゴリーの整理

ワードプレスを始めて3週間少したちました。たまに見に来る人も、おられるかも知らんよ。苦手なカテゴリー分けとか、やっぱりやっとかないと失礼だよ。この長い連休だもの、やります。

ということで、描くこと をテーマにしているのだから、カテゴリーの大くくりは、やっぱり芸術。つまり アート、これ第1のカテゴリ-。以下はこのアートの仔カテゴリーにすればいいんだな。

といっても、まだまだ知らないことがたくさんあります。そこで限られた知識の中に両極をおいてみることしました。両極とはアートの遙か未来と、遙か過去。むろん見えませんので、限られた了見の中ということになります。どうぞおおめに見て下さい。

仔カテゴリー、未来の一極、ニューメディアアート。令和になった今を見てみます。表現の伸びと広がりが期待できる分野としてメディアアートがとても気になります。伸びの可能性のあるものとしてゲームやアニメなどもありますが、仔カテゴリーの両極端のうち一端はこれ メディアアート にしました。特に teamLab (注1)のようなスケールのある空間表現の台頭、浸透、国の後押しについては個人的にも心ざわつかされること、3点ほどあります。気になっているのは(しょうもないことかもしれませんが)建築の世界に入っているようでもあり、どうなんか、建築をすでに喰っているのか。そこのところがはっきり私に見えていないところにあります。つまり、建築空間的な魅力があって、先端技術とマスメディアや国のトレンドと共にある。しかし、今のところ、太陽とは相容れない。

(注1)teamLab

最新のテクノロジーを活用したシステムやデジタルコンテンツの開発を行うチームラボは、アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、デジタル社会の様々な分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。

出展元:チームラボ / teamLab

さて、仔カテゴリーのもう一極、遙か過去のアート。それは、2万年くらい前のラスコーやアルタミラに代表されるような洞窟天井壁画。もっとさかのぼって10万年くらい前のブロンボス洞窟の絵の具工房(注2)の発見。ここでは調合絵の具レッドオーカーが計画的に作られており、それで壁画や身体装飾をしていたのではないかと推論されています。

(注2)絵の具工房

内側に鮮紅色(せんこうしょく)の粉末が付着した10万年前のアワビの貝殻2枚が発見された。最古の“絵の具工房”が存在した証拠と見られている。 発見場所は、南アフリカ南岸の町スティル・ベイに程近いブロンボス洞窟。さまざまな色の粘土状物質(オーカー)、アザラシ骨粉、炭、珪岩片、液体(水など)を混ぜ合わせた、原始的な顔料と考えられる。

出展元:ナショナル ジオグラフィック 人類最古の“絵の具工房”、南アの洞窟

色彩の歴史では、「黒」「赤」「白」「黄」の基本4色が原始の色彩と云われてはいますが、確かに身の廻りの画材を見て木炭とかは、がんばれば作れそうな気がします。赤褐色もがんばればできそうな気がするが、よりあざやかな赤はきっと難しく、石灰とか珪石とか何べんも調合したのだろうな。いわば一種の錬金術・化学的な調合でしょう。白は場所にもよるが粘土やはまぐり貝の胡粉とかで。黄色は原材料の入手が白より難しそう。オーストラリアの人たちも黄色と赤をほとんど同様の意味合いの色として用いたりしていたともいわれています。

色の純度、彩度の高さは太古の昔においても、人の美しさに対する欲求からして自然に求められもし研究されてもきたはずです。真黒、鮮明な赤、純白、真黄色。この4色だけでもたいしたものだから。無論、未来のアートにも十分通じる4色です。なんとなく応援したくなってきます。



 

アートに続く 仔カテゴリーの整理

仔カテゴリーについては、個々の作品による分け方ではなく、それを制作した作家の個性ごとにグルーピングしたほうが、直感的に分かりやすいと思いました。ひとつのグループにおさまらない作家もいることから系譜立てといっても厳密なものではありませんが、アート特有の空気感はグループごとに現れているのではないかと思います。

メディアアート

前史//ジョージ・ホーナー/エミール・レイノー/ナム・ジュン・パイク//・・・(多岐にわたる)・・・/20世紀中盤より広く知られる芸術表現に新しい技術的発明やマスメディアなども積極的に活用する芸術的表現/

コンセプチュアル・アート

前史//マルセル・デュシャン/ロバート・ラウシェンバーグ/イヴ・クライン/ピエロ・マンゾーニ/ヨーゼフ・ボイス/フルクサス、ジョージ・マチューナス/ナム・ジュン・パイク/河原温/オノ・ヨーコ/ロバート・モリス/アイ・ウェイウェイ/

ミクストメディア

前史//ジョゼフ・コーネル/フランク・ステラ/ジルベルト・ゾリオ/ピエル・パオロ・カルツォラーリ/

パステル画

前史//エドガー・ドガ/オディロン・ルドン/

ミクストメディア

前史//ジョゼフ・コーネル/フランク・ステラ/ジルベルト・ゾリオ/ピエル・パオロ・カルツォラーリ/

建築ドローイング

前史//ダ・ビンチ/ピラネージ/ルイ・ブーレー/アントニオ・サンテリア/エル・リシツキー/コルビュジエ/イワン・イリイチ・レオニドフ/ルイス・I・カーン/アーキグラム/アルド・ロッシ/ライムント・アブラハム/高松伸/ザハ・ハディド/磯崎新/

展覧会

油絵

色鉛筆画

木炭画

色の性質 色彩史

水彩画

画材

(個展、展覧会、イベントなど)

(油絵、表現方法など)

(色鉛筆、マーカー、ペンなど)

(木炭クロッキー、似顔絵など)

(顔料の歴史、配色、混色、補色など)

(透明水彩、不透明水彩ガッシュなど)

(イーゼル、パレット、筆、ペインティングナイフ、画用液、画用木炭、パステル、CG、ペンタブレットなど)

以上が、アート/カテゴリーのディレクトリ構成と内容になります。

 

令和元年

無事、元号は5月1日午前0時をもって平成から令和に改められました。年の変わりの元旦にも似て、街の感じや天候や体感温度などは昨日とさほど変わらないものの、昨日までの平成の空気とはちょっとちがうような感じ。やはり長く培われてきた我が国の精神文化というものでしょう。

新天皇陛下が1日午前0時に即位された。「令和」元年が始まり、陛下は同日、皇居・宮殿で催された即位後朝見の儀で、国民に向けて天皇として最初のお言葉を述べた。退位による代替わりは江戸時代の光格天皇以来、202年ぶり。前天皇陛下は上皇さまになった。

出展元:Bloomberg 新天皇陛下が即位、「象徴として責務果たす」-令和始まる